今では、耳なじみのある「オレオレ詐欺」など、近年、高齢者の財産を狙ったさまざまな詐欺犯罪が増えています。
詐欺の手口がどのようなものか?怪しいと感じた時の対処方法や相談先を知っておくことで、トラブルから身を守り、大切な財産を守ることができます。
代表的な詐欺として
・なりすまし詐欺・振り込め詐欺
・訪問販売詐欺
・利殖商法
・悪徳リフォーム
・通販詐欺(ネット通販詐欺)
・送りつけ商法
・催眠商法
とさまざまです。
実は、我が家で、詐欺ではないのですが最近経験したお話。
義母が高齢者用の三輪自転車をネットで購入しました。
義母の両膝は人工関節であり、手術から10年近く経っているため、医師からも歩くよりも自転車の方が膝への負担を軽減できるとのアドバイスがあり購入を決意したそうです。
いざ届いてみると、自転車は完全組み立て式!ハンドルもタイヤも全部が別々になっていました。しかも説明書は中国語のみの簡易的なもの。
この時点でオカシイとは感じていましたが、なんとか夫と義父が組立て、完成。
膝の手術以降、初めての自転車ということもあり、最初は自宅の駐車場で運転の練習をし、
購入後、2週間して始めて150M先のスーパーマーケットに義母が買い物にでかけると・・・。ハンドルがおかしい!勝手にハンドル部分だけ回転してしまう事が判明しました。
すぐに自転車店へ持込み修理を依頼すると、「これ欠陥商品ですね」との言葉。
クーリングオフ期間は過ぎていたものの、まずは販売元へ「欠陥商品」であることを連絡し返品を希望しました。
販売元の答えは「慣れます」。いやいや、命の危険がありますよね?
数度に渡り、メールでの返信に全く誠意が見えず、某大手通販サイトに直接電話連絡をしました。
義母としては、返金よりも、このような危険な三輪自転車がクレーム連絡後も平気でサイトに載っていることが許せなかったよう。
消費生活センターへの相談も視野に入れていた所、サイト先へ直接電話をいれ、現状をお話しすると、さすがは大手通販サイト。
販売元(たぶん海外の方)とは違い、大変丁寧な謝罪と迅速な返品対応。
これならば、今後もこの通販サイトを利用したいと思うほどでした。
欠陥商品と発覚してから、義母だけでなく私たち夫婦が、メール対応などを行っていましたが、1番思ったことは、「相談することが大切」だということです。
家族が難しいならば、信頼できる人に相談する!
恥ずかしがらず、非がないのに泣き寝入りをしないために、お金の問題ではなく心の問題だと重視いただけたらと思います。