終活を進める上で、「人、モノ、お金」と同時に、住まいについて考えておくことも大切です。
「終の棲家」として、リフォームや建替え・住替え・買換えなど選択肢もそれぞれです。
その中で、今回は我が家もそうである「二世帯住宅」についてです。
「二世帯住宅」とは、親世帯と子世帯など、二つの世帯がお互いの生活の独立性を保ちながら、同じ家に暮らす住宅スタイルです。
我が家の場合、玄関やキッチン、お風呂やトイレなど全てが別の完全分離タイプで、一階には主人の両親、二階には私たち夫婦が暮らしています。
上下で分かれる我が家のような二世帯の場合は、二階の騒音に気をつける配慮が必要なのですが、ワンコ2頭も同居しているため、きっと五月蠅いはず・・・。
二世帯のメリットは、助け合える事です。
ワンコの世話に関して、かなりのウエイトで義父母に助けてもらっています。
逆に、PCを使う事や手続き関係、修理関係などは私たちが対応しています。
デメリットとしては、生活スタイルの違いから生まれるトラブルです。
生活時間が異なる場合は、なるべく相手の生活リズムを邪魔しないよう配慮が必要なのですが、私たちは親世帯のお風呂を使っています。就寝時間が20時過ぎの義父母ですが、22時に帰宅しても、こそーっとお邪魔し仮湯をしています。
水道代の節約にもなりますし、なんといっても風呂掃除をせずに済む!助かります。
これは同居半年ほどで変えた事。いまでも義父母の好意に甘えさせて頂いています。
せめてもの感謝を込めて、金銭面は子世帯のウエイト増やし、親世帯の水回り修繕費は折半。
食事面でも、煮物や揚げ物など夕食のお裾分けをよく頂くので、外食は私たちが出す。
話し合った事や自然とできた暗黙の了解部分もありつつ、同居10年目になります。
ちょっとしたボタンの掛け違えで、トラブルになりやすいと言われる二世帯住宅ですが、思いをため込む前に気持ちを伝えたり、やはりお互いに思いやりを持つ事が大切だと感じています。